こんな方へ
脱サラしたいとは思っているけど、上手くいくか分からないし一歩踏み出せない方
脱サラして後悔したり失敗しないために大切なことってなんだろう
今から脱サラしても遅いんじゃないか、、

こういった方の悩みの解決になればと思います。

以下のツイートの深堀りをしていきます。

●記事の信頼性

私は29歳のときに、7年間勤めていた50年続く安定企業をやめ、脱サラ、留学、海外就職、起業を経験しています。曲がりなりにも後悔することなく、仕事をしていくことができているのですが、どんなコツがあるのかを経験則からお伝えしたいと思います。

私の場合、脱サラ後に留学をして海外就職をしたあと独立しています。留学や英語学習に興味を持っている方は、別記事(社会人が脱サラして留学することをおすすめする3つの理由)も参考になると思います。

脱サラして後悔する人の特徴と末路

脱サラして後悔する人の特徴

そもそも脱サラ後の起業が成功する確率は全体の6%というデータがあるほど、脱サラは簡単なことではありません。しかし、以下の特徴と解決策を理解し、実践することで脱サラの成功率を飛躍的にあげることは可能です。

まずは、脱サラして後悔する人の特徴を知り、自分に当てはまりそうか見てみて下さい。

脱サラしたい理由が明確でない

脱サラをしたいと思う人は以外にたくさんいます。

全国20代から60代の男女21,318名を対象としたアンケート結果。「独立・開業を考えていますか?」という質問に対し、全体の41.3%が「興味がある」と回答しました。

2019年意識調査(マイナビ独立)

今の仕事や、給料に納得がいっていないなどの理由から、脱サラ独立に興味があるということはいい傾向だと思います。

しかし、そのほとんどの人が「脱サラをする明確な理由がない」ということ。

給料が満足いかないのであれば転職すればいいし、やりたくない仕事をやっているならこれもまた違う職種や業界に転職すればいいだけの話。

なぜ、サラリーマンという働き方ではなく、独立してフリーランス、個人事業主として働きたいのか?起業してビジネスをしたいのか?を理由付けしない限り、脱サラの一歩を踏み出すことはできません。

紙に理由を書き出し、将来自分が思い描く仕事とライフスタイルを洗い出してみると、本当に脱サラしたいのかが分かるはずです。

自己責任の意識が低い、誰かに頼ってしまう

サラリーマンは勤めている会社に様々な面で守られています。おそらくほとんどの会社が、決められたタスクをこなしたり、仮に成果が出なくても一定の給料はもらえるはずです。20万円とか25万円とか。

時間を切り売りすれば給料がもらえるという感覚が染み付いているサラリーマン脳で溢れているひとは、誰かに頼る癖がついています。

実際に大きな失敗をしても借金を背負うわけでもなく、給料が止まる確率はほぼゼロに近いでしょう。失敗をしても責任を取るのは上司や、会社です。

サラリーマンで働いていても自己責任の意識が強いひとは脱サラをしても、強いマインドを持ち続けられるはずです。

自己成長意識が低い

自己成長意識がないのは脱サラするなら死活問題。フリーランスとして個人で働いたり、起業したり自分で商品サービスを生み出して世の中に認めてもらうには、自分自身を成長させなくてはいけません。

脱サラしたらストレスも減るし、なんだかよさそうだなと思っているほど自己成長意識が低く、仕事も取れず、集客に悩み、廃業したりサラリーマンに戻るパターンが多いです。

自己成長意識が高くても失敗するひとが多いので、最低限必要な特性だと言えます。

脱サラすれば楽になると思っている

脱サラすることは、大海原にでるような感覚です。一方サラリーマンはプールの中で泳いでいる感じ。

何が起こるか分からないし、大きい獲物が取れる可能性もある。失敗すると最悪、借金を追う可能性だってあります。なので、脱サラは楽ではありませんが、責任が伴うがゆえにやりがいもサラリーマン以上にあるし、上手くいったときの喜びは数倍にもなります。

実際渡しの場合、サラリーマンの営業時代に売り上げた100万円よりも、自分で作ったサービス1万円が売れた方が数倍も嬉しかったです。

脱サラして後悔しないための方法

最悪の自体を想定しておく

最悪の自体とは、

脱サラ後にうまくいかず失敗してしまったときのことです。起業した会社が倒産してしまった場合や、売上が立たず生活が苦しくなったときのことを事前に想定しておくと脱サラ後の後悔を減らせます。気持ちの余裕が生まれるのでおすすめ。

例えば、

  • いままでのスキルと経験を活かして最悪サラリーマンに戻ればいいや
  • 最悪、実家に戻って生活費を抑えよう
  • 最悪、生活保護をもらってしばらく生活しよう
  • 上手くいかなかったら、副業としてやり続けてバイトで1年間頑張ろう

他にも想定できる最悪の自体はあると思いますが、なんとか自分が受け入れることができそうなレバルのことを考えておくと、脱サラを決断する後押しにもなります。

副業から始めてみる(スキルを貯める)

これは王道の方法。

自分の力で1円稼ぐことから始めてみてください。現実的には5万が目安。

ですが、副業ということは時間を注ぎきれないということになり売上がいつまでも立たず、いつまでたっても脱サラをすることはできません。

そうしているうちに、サラリーマンの方がよくない?という考えにいきつく可能性があります。

ある程度スキルが溜まったら、決意するのも必要です。もう一度、なぜ自分は脱サラしたいのか?を自問自答することも必要でしょう。

転売やせどり、オークションなどの副業はスキルがたまらない作業的副業なので、スキルアップが期待できる副業にすると、個人で稼ぐ弾みになります。副業選びには注意が必要。

参考»おすすめしない副業6選

人脈を広げておく

脱サラして独立すると、必ずぶち当たる問題として「集客」があります。

折角いいサービスや商品を作っても集客ができなければ売上はたちません。

売上=商品力✕集客力

ここで集客の助けになるのが人脈です。

いやいや、WEB集客やSNS集客をすればいいじゃん!と思うかたもいますが、発信力や運営しているWEBサイトにドメインパワーがなくては認知すらできません。WEB集客やSNS運用もコツコツとすることで将来的に集客に困らない状態をつくれますが、

脱サラ後に頼るべきは、「人脈」

友だち、元同僚、家族、交流会であった人など可能な限り人脈を確保しておくと、「集客できないよ、売上上がらない、脱サラなんてしなければよかった」という後悔が軽減できます。

いまの内に人脈づくりに力をいれておきましょう。
以下参考リンクは留学中の出会いと人脈について語っていますが、人脈を広げるための参考になると思います。

参考»セブ島留学での3つの出会いのパターンと注意点【体験談あり】

資金を貯める、貯金しておく

いきなり貯金もなく脱サラするのは超危険、後悔する可能性が大きいです。

私が脱サラするときは、200万円の貯金を用意していました。以下の内訳で考えておくといいと思います。

脱サラ時の貯金200万の内訳
  • 家賃7万円✕12ヶ月=84万円
  • 食費5万円✕12ヶ月=60万円
  • 通信費(携帯)3千円✕12ヶ月=3万6千円
  • その他接待交際費1万円✕12ヶ月=12万円
  • 税金(住民税、所得税、年金など)=約10万円(控除など考慮)
  • 健康保険=約20万円

★合計約190万円

大事なのは1年間売上なくても生活できる金額を見積もっておくこと。

勢いも大切ですが、計画性をもって脱サラしましょう。携帯代、食費、家賃、飲み会代など削れるものを多くすべきですし、税金も控除申請などできるものは活用していってください。

30歳で脱サラは遅い?結論:早い方がいい

30歳で脱サラをするのは遅いのか?

30歳でも遅くはないが、早いほうがいい。というのが、29歳で脱サラした私の所感です。

理由は、大きく2つあります。

サラリーマン脳が染み付いてしまう

経験年数が上がるにつれて、サラリーマンとして安定的に入ってくる収入に満足感と安心感を得てしまい、もし収入が止まったらという気持ちから脱サラ欲にブレーキがかかります。

そして20代後半ともなると、役職がついたりキャリアアップ、部署異動などでもう一年だけ頑張ってみようという気持ちが湧いてしまい、永遠に脱サラして自分の本来目指すライフスタイルは遠のいてしまいます。

なので、決断は早くしたほうがいいです。

結婚、子供が脱サラの足枷になる

30代に近づくと結婚をして子供ができることも多いと思います。家族が増えると安定が第一優先するのが当たり前のこと。

奥さんや家族の同意も必要になってくるので、心理的ハードルはかなりたかくなります。妻子がいなければ、果敢に挑戦しやいというのは事実です。

特に女性の場合だと結婚への意識は男性よりも早い時期に訪れるのではないでしょうか?女性の場合はより一層早く決断することが必要です。

最後に:とにかくスキルアップを続けよう

最後に、スキルアップが大切であるということをお話して終わります。

スキルが溜まってくると自身がついてきて、脱サラの後押しになります。

では、どんな業界、領域でスキルアップすると時代の波に乗れるのか?

マーケットが拡大する市場でスキルを磨く

市場が伸びている業界でスキルアップを目指していくと、特出していなくても需要が高いので勝ち馬に乗れる可能性が高くなります。

例えば、製本や印刷業界は、この10年間のペーパーレス化、電子化が進んでおり廃業している会社が多い業界です。金融業界も同じく大手企業のリストラ化が進んでいるのが現状。

なので市場が拡大していて今後も成長が加速する業界を狙うのが賢い。具体的には、

  • IT業界
  • 広告業界

要するにインターネットを活かした業界は強いです。スキル的に言えば、プログラミングや動画編集、ライティングスキル、インターネットマーケティングのスキル、SNS運用スキルなど。

これらは成長が加速している業界ですが、興味が沸かない人もいるはずです。その場合は、ゆったちとした安定的な成長がある業界も狙い目だと思います。

  • 医療業界
  • 物流関係
  • インフラ系(電力、石油、ガス、水道、鉄道)
  • 英語業界

英語業界に関しては、常に安定した成長がありましたが今後更に加速すると予測できます。

理由は、インターネットにより国境の壁が崩れ始めているからです。今後グローバル化が進んでいくと海外の情報を世界共通言語で取ったり配信したりすることが増えて行くはず。
参考»語学業界の市場規模

そして海外ノマドライフやワーケーションで海外にいくことが当たりまえになる時代が目の前まで来ています。(アメリカなどでは、既に一般化しつつある)

私の場合、ITや広告、インフラ系には興味が沸かず、英語には必要性を感じたので、脱サラして留学して英語の勉強を本格的に始めることを決意しました。

以下の記事で解説しています。
参考»社会人が脱サラして留学することをおすすめする3つの理由

また、海外移住や海外での生活を推奨する情報発信のメディアもありますので、参考にどうぞ。
»参考:海外デュアルライフメディア

今回の記事が皆さんの脱サラの後押しになったのであれば幸いです。

脱サラして新しいことにチャレンジすることは人生の一大イベントです。挑戦するなかで最初は大変なことはありますが、その経験はかならず皆さんの成長につながり、収入や理想的なライフスタイルにつながっていくはず。

とはリスクも付き物。今一度リスクとチャンスを天秤にかけてみてください。

質問も受け付けていますのでお気軽にどうぞ。