現在急激な経済成長をしている東南アジア、特にフィリピンに投資チャンスがあると考えている投資家の方は多いのではないでしょうか?
今回は、フィリピン市場に投資したいけれども「現地の証券会社の情報が分からない」という方に向けた記事になっています。
本記事をお読み頂くことで、現地の各証券会社の特徴とフィリピンの証券市場に関する業界ルールまで分かります。
*フィリピンで働く事自体に興味がある方は、フィリピン人の仕事感の特徴も参考にされて下さい。
フィリピンのローカル証券会社
ここではローカルの主要な証券会社を8つ紹介します。
- COL financial group
- CLSA Philippines
- Deutsche Regis Partners
- First Metro Securities
- Philippine Equity Partners
- Mandarin Securities
- SB Equities
- AB Capital Securities
1.COL financial group
2008年にフィリピン証券取引所で第1位の株式ブローカーとしてランク付けされている。
株式市場において最大の取引数を持ち、100社以上の株式ブローカーを所有する。
2.CLSA Philippines
1986年にジムウォーカーとゲーリーコールの元ジャーナリストによって設立された証券会社。20年以上にわたり、アジア有数の証券会社及び投資グループを構築している巨大証券。
3.Deutsche Regis Partners
1870年にドイツと国際市場の貿易関係を強化するためにベルリンに設立され、その後1996年にマニラで商業銀行業務を開始した証券会社。
4.First Metro Securities
1994年に設立され、個人、公営企業、民間企業、金融機関への株式仲介サービスを行っている。
フィリピン最大の金融会社であるMETROBANKの証券部門。
5.Philippine Equity Partners
メリルリンチ(元米国三大投資銀行の一つ)のフィリピンでの株式仲介事業を引き継ぐために設立された。
国内外の期間投資家と取引を行っている。
6.Mandarin Securities
1989年に設立された比較的新しい証券会社。
7.SB Equities
フィリピン国内最大の証券会社の1つ。Security Bankの関連会社。
2018年に三菱UFJ銀行と業務提携を締結している。日系最大規模の商業銀行とパートナーシップを結ぶことで、日本とフィリピン双方のビジネス促進を図っている。
8.AB Capital Securities
2018年、AB Capital Securitiesはオンライン証券事業において、日本人顧客を今後さらに獲得していくことを目的に、日本語に対応したホームページを作成し日本人向けサービスを強化している。
また2018年第3四半期のベストパフォーマンス部門で大手証券企業COL Financial を抜いて最優秀賞を受賞している。
フィリピンの日系証券会社
野村證券
フィリピンの大手金融機関であるBDO Unibankとの合併会社としてBDO NOMURA Securitiesを設立
フィリピンの外資系証券会社
続いて外資系の証券会社です。
- Macquarie Capital Securities
- Maybank ATR Kim Eng Securities
- J.P. Morgan Securities Philippines
- UBS
- Credit Suisse Securities
1.Macquarie Capital Securities
シドニーに本拠地をおくオーストラリア最大の投資銀行である。
フィリピン市場全体の約5%のシェアをもつ。
2.Maybank ATR Kim Eng Securities
マレーシアの大手金融機関であるMayBankの証券部門として設立されている。
約4%の市場シェアを有する。
3.J.P. Morgan Securities Philippines
アメリカの大手金融期間のフィリピン現地法人。
4.UBS
スイスの大手金融機関。外資でありながらフィリピン最大規模の証券会社。
約10%の市場シェアをもっている。
5.Credit Suisse Securities
こちらもスイスの大手金融機関。市場占有率は6%
証券市場の業界ルール
- キャピタルゲインは課税の対象になる
- 上場株式の場合、売却価格の0.5%が課税される
- 非上場株式の場合、売却益の10%が課税される
- 日本円で売却益が20万円以下の場合は、5%の課税
- 安い個別銘柄であれば5,000円〜購入が可能
今回は以上です。
フィリピン株の購入方法や運用ポイント、注意点についてはまた別記事で解説していきます。