最近流行っているオンライン英会話やセブ島留学の英語講師といえばフィリピン人。英語をこれから学ぼうとしている人の中には「え、英語講師がフィリピン人?」と思う方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、フィリピン人から英語を学び始め2年間で海外就職した経験のある私が、フィリピン人から英語を学習するメリットを徹底的に解説していきます。

本記事を見て頂くことで、フィリピン人から英語を学ぶメリットが理解でき、
今オンライン英会話をやっている人は、ネイティブから学んだほうがいいのでは?という不安の解消につながり 、
これからフィリピン人英語講師から学ぼうと考えている人は、自分に合っているか参考になります。

●記事の内容

  • フィリピンの英語力
  • フィリピン人から学ぶメリット
  • フィリピン人の魅力
  • ネイティブスピーカーから学ぶ必要はあるのか?

●本記事の信頼性

記事を書いている私は、フィリピンのセブ島で2ヶ月の留学、フィリピン人と仕事で1年以上一緒に働いています。今も毎日フィリピン人の友人とチャットやビデオ電話などもしつつ英語の学習を続けています。ネイティブであるオーストラリア人とも半年生活をしたことがあるので、違いを体験しています。

フィリピン人の英語力

英語を話す人口をランキング化

»List of countries by English-speaking population

フィリピン人は英語を話す人数が世界5位になっています。ネイティブであるアメリカを除くと、インド、パキスタン、ナイジェリアについで4位です。

また、人口に対する英語を話す割合で考えると、トップです。

実際にフィリピンに滞在中、いろんなレストランやファストフードに行ったり、公共施設な乗り物に乗りましたが、どこでも英語が通じます。

これは、小学校教育において国語以外全ての科目で英語で授業を受けていることが背景にあり、ビジネスで使われる公文書や新聞、広告などすべて英語表記になっておりフィリピン人にとって英語が日常に溶け込んでいるからです。

参考記事»「フィリピン人の英語力と訛りについて」でも更に詳しく解説しています。参考にしてください。

こういった背景があり、英語の留学先として日本から近いフィリピンのセブ島留学が注目を浴びています。

フィリピン人から英語を学ぶメリット7選

私がこれまでフィリピン人から学んできた所感を元にお伝えしていきます。

1. 発音が聞き取りやすい

フィリピン人の発音は癖が少ないアメリカンイングリッシュを真似して話されています。インドやシンガポールなどの国も英語を話す人口が多いフィリピンに負けず劣らず多いですが、フィリピンのほうが聞き取りやすさに軍配が上がります。

癖の少ないはっきりとした発音は英語学習を始めた初心者にとっては大きいメリットです。

2. 話すスピードがゆっくり

フィリピンの話す英語は平均的に話すスピードがゆっくり目です。

英語初心者がいきなりネイティブスピーカーの英語を聞き取ろうとすると、リンキングと言われる単語と単語のつながりにおける音の変化が激しかったり、早すぎて全く聞き取れないということが起こります。

私もオーストラリア人に「もっとゆっくり話して欲しい」と何度か言ったことがありますが、結局早くて理解できないということがよくありました。

ゆっくり話すことができるフィリピンの英語は英語学習者にとって大きなメリットです。

3. フレンドリー

初対面でも明るく笑顔なのがフィリピン人の最大の魅力だと実感しています。南国特有のフレンドリーさなのか、不思議とこちら側が笑顔になれるパワーを持っています。

このフレンドリーさが心地よいコミュニケーションに繋がっていきます。新日国なので日本人というだけで興味をもってくれるのもメリット。

フィリピン人と友だちになりつつフランクに英語を学べるサービスもあるのでご参考に。

4. ホスピタリティが高い

フィリピン人は優しく献身的な一面をもつ人が多く、温かい雰囲気が緊張をほどいてくれます。
リラックスして会話が出来ます。

個人差はありますが、国民性としてホスピタリティ性が高い傾向があるので、落ち着いて英語をアウトプットできるはず。

私の場合、ネイティブスピーカーだとテンパってしまい、頭が真っ白になってしまうことがよくありましたが、フィリピン人の場合そいうったことも起こりにくいと実感しています。しかしこれはあくまで皆さんの性格にもよると思います。

5. おしゃべり好き

おしゃべり好きなのは、会話が途切れないという意味でメリットになります。

英語学習において大切なのは、英語を沢山聞いて、沢山話すことです。おしゃべり好きによって会話が続くことは英語を「聞く、話す」機会を増やしてくれます。

授業以外でも、フリートークで盛り上がれることは英語を使うのが楽しい、面白いと感じるキッカケにもなります。

私はオーストラリアで語学学校に通っていましたが、全てグループクラスで基本的に聞いていることが多く先生との距離感や

参考»フリートークを中心にフィリピン人と友だちになりたいならVia E-Talkがおすすめ

6. 第二言語として英語を話す

フィリピン人にはタガログ後やビサヤ語などの第一言語があります。英語はあくまで第二言語として扱われています。

そのため、フィリピン人は日本人と同様に英語を学ぶ大変さや難しさを理解しています。これはネイティブスピーカーとの大きな差になるのではないでしょうか。

7. 金銭的ハードルが低い

オンライン英会話でフィリピン人講師を選択すると、ネイティブスピーカーと話すよりも安価に授業が受ける事ができます。

留学に関しても同じで、アメリカ留学やカナダ留学、オーストラリア留学はセブ島の2倍程度のコストが掛かります。現地の物価も日本の半分以下です。

ネイティブから教わる必要はあるのか?

結論は、英語学習者のみなさんのゴールや目標設定次第です。


もし皆さんの目標が、
・英語を外国人とコミュニケーションをとること
・英語の読み書きができるようになること

であれば、フィリピン人から英語を学ぶことをオススメします。フィリピン人の英語講師は対応している生徒の人数が欧米の英語講師よりも多いです。なぜならフィリピン人講師は一対一で教えるパターンが圧倒的に多いからです。

ということは、生徒から質問を受ける回数も多く、その都度生徒に理解してもらうためにイージーな英語で伝えることに慣れているからです。

第二言語として英語を習得する辛さや大変さも理解しているから同じ目線になって教えてくれます。

英語初心者がいきなりネイティブスピーカーから教わると、話すのが早すぎてちんぷんかんぷんになります。私がオーストラリアいたときがそうでした、、ネイティブスピーカーは遅く話しているつもりでも超早く感じます。


そしてもし皆さんの目標が、
・将来英語講師になりたい
・国際線のCAになりたい
・外交官になりたい
・ネイティブスピーカーとどうしても話したい

こういったゴールやこだわりがないのであれば、まずはフィリピン人から学ぶので十分です。発音や訛りを過剰に気にする人は多いですが、訛りを気にする前に文法、単語力、構文、スピーキングの量を増やすことが先決です。

フィリピンの英語の訛りについては、【これが現実】フィリピン人講師の英語の訛りと発音|セブで働く日本人が感じることでも解説しています。

ある程度自身がついてきた方は、学習のモチベーションアップとしてネイティブスピーカーから学ぶのも選択肢です。

英語学習をし始めたばかり、まだ自身がないのであればフィリピン人から学ぶ方がメリットづくしであることをお伝えしてきました。

英語力が備わってくれば、今回紹介したフィリピンでの就職も可能です。

以下に丁寧に説明されている記事がありますので、参考にされてみてください。
»参考:【具体的職種9選】フィリピンのセブ島で仕事を探す方法と必ず知っておくべき注意点(海外移住で求人探し)