読んでほしい人
・脱サラしてフリーランスとして生きていきたい人
・脱サラするタイミングで悩んでいるひと

ここ数年で副業解禁の強い流れや在宅ワーク、残業規制の煽りを受けた影響もあり、個人で稼いでいく人が増えています。
そこで今回は、いまはサラリーマンとして働いているけど、「フリーランスとして自由に生きていきたい、でも脱サラするタイミングはいつがいいのだろう」「脱サラして海外ノマドに憧れるけど、どうやったらなれるんだろう」

こんな悩みの解決になればと思います。

●本記事の信頼性

記事を書いている私は、サラリーマンを7年間やったあとに脱サラをして、留学、海外就職、フリーランスとして起業の道を歩んでいます。社畜から逃れたい、自分でスキルを身につけて稼いでいきたいと思い続けて今の地点にいますので同じ境遇の人は参考になるのではと思います。

●前置きメッセージ

脱サラをしてフリーランスとして生きていく時代の流れはこれからますます強くなっていくと思います。そして大企業のサラリーマンがリストラにあう時代も遠くないというか既に到来しています。AIに仕事を奪われしまいがちないまだからこそ、未来を見据え脱サラをして、フリーランスとしていきていく選択肢は潮流に乗っているし、自由度も高く成功すれば年収も青天井です。

日本で本業としてフリーランスの働き方をする人は、全就労者に占める割合は3%
アメリカでは約7%と2倍以上の割合である。

内閣府が公開しているデータ-レバテックフリーランス

皆さんが、脱サラを決意するキッカケになればと思います。

脱サラを決意するタイミング

脱サラを決意するタイミング

ここでは脱サラを決意すべきタイミングを、実力面と心境ににフォーカスして4つお伝えします。

脱サラのタイミング1:年収の限度額が見えてしまったとき

誰しも年収を増加させたいと思っていると思います。サラリーマンを数年続けていると、先輩や上司、部長クラスの年収が大体分かってきます。その年収が自分の目指すところではない、不満を感じるのであれば、脱サラをするタイミングと考えていいでしょう。

大企業になればなるほど、役職ポストの席をとるのは難しく能力があっても年収をあげるには時間が掛かります。大企業にいけば年収が上がると思う人も多いかも知れませんが、ベンチャー起業に転職したほうが企業としての成長のポテンシャルが高いので年収アップの可能性は高いです。

サラリーマンは時間を切り売りする構造になっていますが、脱サラしてフリーランスとして活躍すると成果をそのまま自分の稼ぎに反映させることができます。そして自分で時間のコントロールもしやすくなるので、スキルさえあれば脱サラを検討してみてはいかがでしょうか。

私の場合、サラリーマン時代に社長の側近で働いていたことから内部事情を知っていました、このままだと会社の養分になるだけで、自分自身の成長角度も上がらないと判断し脱サラを決意しました。

脱サラのタイミング2:サラリーマンで働くことに疑問を感じたとき

サラリーマンで働くことに疑問を感じたら、フリーランスとしての道を検討するのもあり。具体的には、以下のような感情が湧いてきたら辞め時のサインかもしれません。

  • 頑張っても正当に評価が受けられない
  • 評価をするのは顧客ではなく上司
  • 自分の成績、成果は高いのに会社の業績によってボーナスが減る
  • 通勤の時間が無駄、ストレス
  • やりたくない仕事が大半
  • 他部署との連携が必要で、仕事にスピード感がない
  • 自分の判断だけでは動けない

私の場合、入社6年目あたりから毎日こんなことを考えていました。そして個人で稼ぐにはどうしたらいいかを考えていました。

年収が上がらないからという理由だけで転職活動をする人が多いですが、結局いい企業に入っても組織構造は全く変わらず、年収飛躍的にアップすることはごく稀なこと。

企業という組織構造に疑問を感じるのであれば、「フリーランスになる」「個人で稼ぐ」こういった道を検討する必要があります。

しかしフリーランスで生計を立てるのに絶対条件はスキルを武装しておくということ。具体的には以下の通り。

脱サラのタイミング3:個人で稼げるスキルが備わったとき(副業)

もし皆さんが、個人で稼げるスキルを持っていて、会社という組織に縛られながら働くことに疑問を持つのであれば早くフリーランスとしての道を検討してみてください。

わたしの場合、特出したスキルが無かったので「とりあえず留学」という道を選びましたが、下記スキルをもっているひとはかなりのアドバンテージです!

個人で稼げるスキルの代表例
  • プログラミングスキル
  • ライティングスキル
  • マーケティングスキル
  • 高い英語力
  • 動画編集スキル
  • セールススキル
  • その他専門分野に特化したスキル

これら以外にも沢山ありますが特に大切なのが、マーケティングスキル。

売上=スキル✕集客力です。スキルが高くても集客ができなければ売上0です。そして集客力を担うのがマーケティングになるので、マーケティングの勉強はしておいて特はあっても損はなし。

むしろ、高いマーケティング力があればスキルは低くても仕事は取れます。

いきなり脱サラしてフリーランスになるのが怖いという人は、副業としてスキルアップをしつつまずは月5万円を目指してみるのがオススメです。5万円が達成できたらマーケティングスキルと時間を投下すれば、今の皆さんの月収に近い収入と、これまで以上の自由が得られます。

副業について補足

副業をするなら、いま本業でやっているジャンルに近いもので始めることをおすすめします。全く違うジャンルだと、一から勉強する必要があり時間もかかるし競合には勝てません。

あるいは自分が楽しいと思えて、細く長く続けていけそうなものにするといいでしょう。

「副業 オススメ」などで検索すると、転売などが出てきますが始めやすいと言うだけで、継続性もなく在庫リスクも高いためおすすめできません。というかクリエイティビティがなく面白くない。

脱サラのタイミング4:留学、ワーホリをしたいと思ったとき

わたしもこのパターンでした。

当時、留学するひとが増えていて海外に憧れをもつひとが自分の周りには沢山いました。

やりたいことが見つからなかったけど、海外や英語には興味がある。というひとは脱サラをして挑戦してみるのもありです。

留学、ワーホリが夏休みになってしまうひとも多いので注意が必要ですが、サラリーマンとしてはたらくことに疑問を感じたり、これから英語力がさらに必要になる時代が来る、海外ノマド生活に憧れる。そんな気持ちがあるのであれば、留学は人生のいいターニングポイントになります。

サラリーマン勤めが長い人ほど大きな決断になりますが、大きな決断は英語学習の集中力を高めるし、今後の人生を真剣に考えるきっかけになっていきます。

サラリーマンに留学をおすすめする理由を記事にしているのでよかったらどうぞ
参考»社会人が脱サラしてまで留学することをオススメする4つの理由

会社をやめるときの手順と注意点

会社をやめるときの手順と注意点

ここからは、脱サラや会社を辞めることは決意したけど、どんな手順で会社を離れたらいいかを私の実体験をもとに説明します。

辞意表明は2ヶ月前までに

各企業の就業規定で決まっている退職の申告時期は、最低限の短さになっていることが多いです。
退職の申告から最終出勤日まで期間が長いほど、引継ぎや後任探しに余裕を持てます。

辞める意思はあるのに伝えていないと、退職希望時期を超えるような仕事を振られてしまって辞めづらくなることも。

なので、目安としては2〜3ヶ月半前くらいが妥当だと思います。

辞意表明するときは、理由・具体的な日付を上長に伝えましょう。同期や同僚には急いで伝える必要はありません。一人に伝えると、噂が広まって残りの期間の仕事に集中しづらくなるので注意してください。

ボーナスを貰えるタイミングで

もらえるものはもらっておきましょう!脱サラしてフリーランスで稼いだり、留学をする場合、収入がない中、生活しなくてはなりません。最後にボーナスを貰えるかいなかで、これから掛かる費用の工面が大きく変わりますし、脱サラ後の経済面の不安も多少取り除けます。

ボーナス支給のタイミングも考慮して計画的に考えておくことは悪いことではありません。

引き継ぎ、挨拶、各種手続き

引き継ぎは上司と相談の上、どのタイミングで行うか、取引先への報告のタイミングなどを決めていくといいでしょう。

また社内のお世話になったひとたちへの挨拶も忘れずに。私の場合、大切なひとたちには1ヶ月前頃に、その他は2週間前、1週間前など自分との関係値に合わせて直接伝えるか、メールで伝えるか決めていました。

また、会社をやめた後は失業保険や健康保険などの手続きも忘れないようにしてください。

会社を辞める時の注意点は?退職までのステップあたりが参考になりそうです。

フリーランスとしていきていく方法

フリーランスとしていきていく方法

スキルを活かす

前述の通り、すでに5万円を稼げるだけの専門スキルがあれば、あとは営業、集客をするのみ。

インターネット集客やSNSマーケティング、ブログ集客などの要素が加われば、サラリーマン時代の年収をスパッとこえるはず。とはいえ、インターネット集客はコツコツと時間をかけて積み上げていくものなのである程度の時間が必要になることは想定しておいた方がいいです。

高いスキルを持っていない人は、協業していく方法もあります。交流会に行ってみたり、協力して新しいものが作れないかアイデアを振り絞ってみるのもひとつの方法です。

副業を育て、起業

売上が高くなってきたら、法人化して起業して事業を拡大して行くこともできます。起業をして事業が育てば、事業パートナーも増えていき新しいチャンスが増えていきます。

スキルがないなら留学する選択肢もあり

脱サラして個人でフリーランスとして活躍したり、起業したいと思うけど、「自分にはスキルがない…」「だから脱サラはできない…」悩んでしまうひとは多いのではないでしょうか?

わたしもこの部類の人間でした。

そこでおすすめしたいのが、留学あるいはオンライン英会話などを活用して英語を学ぶということ。当時の私も、これからグローバル化が進んで英語力が求められ、海外と日本を行き来しながらゆったりと自由に働く時代が来るということは分かっていました。(海外ではスタンダードになりつつある”ワーケーション”)

海外移住や、海外ワーケーションに関する情報は以下のような、専門的に発信しているメディアもあります。
»参考:海外デュアルライフメディア

なので、とりあえず英語力という知識武装をしてみようと決意しました。留学やワーホリにいって遊びほうけていては、スキルアップになりませんが、しっかり勉強し真剣に取り組んでいくとフリーランスとしての道が少しづつ切り開けていけます。

わたしの場合、脱サラ、留学、ワーホリ、語学学校へ就職、副業から起業して自分の商品サービスをつくる。ということが達成できています。1年半〜2年程度で、サラリーマンとしてストレス満タンの人生から、自分で商品サービスをもち海外のひととコミュニケーションも取ったりすることが可能になります。


最後に言えることは、今頃サラリーマンを続けていたらぞっとするし、つまらなかっただろうし、自分の成長もなかったかなと思います。社会人で真面目に頑張ってきた人ほど脱サラすることに勇気は必要ですが、その挑戦が皆さんの成長につながるはずです。

参考»社会人が脱サラしてまで留学することをオススメする4つの理由