社会人を辞めて「海外に留学してみたいな。留学してみたいけど、会社を辞めてまでいく必要はあるのかな…?留学後はどうしたらいいんだろう?」


こういった疑問に答えます。

私は社会人を辞めてフィリピン留学2ヶ月、オーストラリアへワーキングホリデー8ヶ月間を経た後、フィリピンの現地語学学校で日本人マネージャーとして英語を使いながら就労をした経験があります。

僕は留学をきっかけに海外就職と同時に海外移住も実現させることができました。いまではフィリピンと日本を行き来するデュアルライフ(2拠点生活)もしています。
»参考:海外移住を応援する「海外デュアルライフメディア」


本記事の内容

・社会人が会社を辞めてまで留学する理由
・7年間サラリーマンをやって留学した私の体験


自分探しをしたいとか、海外旅行が楽しくなるからとか、視野を広げるためなどのような抽象的かつ薄い内容ではなく、本質的な部分を深堀りしていきます。

社会人が仕事を辞めて、留学をおすすめする4つの理由

結論としては、

  1. 英語力がない人材は淘汰されるから
  2. 英語が話せる人のほうが年収が高いから(←事実)
  3. 留学という大きな挑戦が成長に繋がるから

一つずつ見ていきましょう。

1.英語力がない人材は淘汰されるから

日本のGDPはかつて世界第二位という超経済大国として世界に名を轟かせて来ました。しかし、現在では、アメリカ、2位の中国に大きく遅れをとっているのが現状です。

実際にGAFAと呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook、Appleが世界を牛耳っていおり、この4社を中心に新しい技術、新しい情報が世界に発信されます。

この4社はすべてアメリカ企業なので、英語で情報が発信されます。

今の情報化社会で、いかに鮮度の高い情報を得られるかは、社会人にとって必須スキルだと思います。

日本にいながら英語学習をするのもひとつの選択肢ですが、留学して時間を英語学習に集中投下することが英語力獲得の要素です。

留学すれば逃げ場もなくなるので、良い学習環境が整えられます。

2.英語が話せる人のほうが年収が高いから

英語が話せない方、読めない方、残念なお知らせがあります。
英語力と年収は密接な関係あり、年収700万円以上の人は約半数が英語での日常会話や読み書きができるというデータがあります。

年収700万円以上の人は約半数が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答

年収・転職 実態調査 vol.7:キャリアインデックス

社会人が留学を決意する一つの理由に、将来の「年収アップ」を見越しているひとは多いと思います。

継続して英語力を手にすれば、社会人留学による年収アップは実現可能性は高くなると言えます。

3.留学という大きな挑戦が成長に繋がるから

留学の成果物は英語力の上達ですが、もう一つの重要な成果物が、社会人留学を得られる”人としての成長”です。

私の場合、フィリピンで留学中に一人でセブ島から飛行機に乗って、シャルガオ島というサーフィンで有名なスポットに行ってみたり、
オーストラリアでは、怪我をして一人で病院を探したり、車の事故で警察を呼んだり、とにかくトラブルや日本では簡単に対処できるものが、海外ではうまくいかないことだらけです。

しかし、こうやって海外に挑戦することで色んな出来事に遭遇しながらも、沢山の経験とチャレンジ精神を培うことができると思います。

わたしは今、語学学校のスタッフとして働きながらも、起業の道を歩んでいます。
「僕には起業なんて…」と最初は思っていましたが、一見ハードルが高そうに見えることにもチャレンジできるようになったのは、

会社員を辞める(脱サラ)→留学→色んなことに沢山チャレンジしてみる

この流れがあったからだと思います。

環境を少しづつ変えていくと、大きなチャレンジもしやすくなっていきます。

目的を定める、「キャリアアップが目指せる」は嘘

留学を決断する上で注意しなくてはいけないことがあります。

よく「キャリアアップのために留学します!」「TOEIC高得点狙って大手起業に転職します!」という人がいますが、

そんなに簡単ではありません。

英語習得するのに3,000時間は必要だと言われています。一日4時間勉強したとしても丸2年はかかります。それが、半年程度、留学しただけでは、キャリアアップに繋がるだけの英語力を獲得するのは正直難しいでしょう。

一方で元々、日本でコツコツ勉強を続けてきた方にとっては留学が起爆剤になり飛躍する可能性はあります。

留学が人生の夏休みになるひとは多い

留学が人生の夏休みになる人

せっかく勇気を振り絞って、脱サラまでして、大きなお金と時間を投資したのにも関わらず、その経験を活かしきれていない人を沢山見かけてきました。

辛口で言わせてもらうと、「その留学ってただの長い夏休みみたいじゃん」といった感じです。

ワーホリに2年間行って、観光スポットに行っても思い出話を語る人になっても意味がない。

目的がストレス発散のバカンスで海外に行くのであれば問題はありません。

目的が社会人を辞めて、留学をきっかけにキャリアや年収、人生を好転させたいのであれば、ただの夏休みにしてほしくないと思います。

夏休みにしない秘訣は、留学後も毎日英語に触れること。留学出発前から目的を明確にしてから出発すること。

脱サラして留学したあとの今の自分(参考)

是非、社会人の方が仕事を辞めて留学に決意したのであれば、勉強する手を止めないでほしいという願いです。

参考までに、社会人が脱サラして、留学し、その後どのような道を歩んできたかを下記にまとめます。


  • 医療機器メーカー営業5年
  • 新規事業、企業ブランド構築2年
  • 29歳で脱サラ
  • フィリピン留学2ヶ月、オーストラリアワーホリ8ヶ月
  • フィリピンに戻り、日本人スタッフ。フィリピン人と英語でコミュニケーション。
  • コロナで失業
  • 仲間とセブ島発のオンラインスクールをつくり、毎日フィリピン人と英語でコミュニケーション。
  • 留学生が英語に触れ続けられるサービスを開発中(←いまココ)

このような形で、脱サラ以降外国人とコミュニケーションをしながら英語学習を続けることができています。

皆さんも英語に触れる機会をなんとか探し、好転させていきましょう。

「継続」が最大の鍵です。

最近では、オンライン英会話を使って学習を継続しようとする方もいます。オンライン英会話の挫折回避方法も解説していますのでご参考に。